キセキ

b0041442_792496.jpg僕らが通っていた頃の伝統溢れる記念館は跡形もなく、今やリバティタワーなる高層ビルが新校舎になっている。その高層部にあるレストランがパーティーの会場。
20年前、つまり僕が卒業して4年くらい経った頃に渋谷で開催されて以来のサークルのOB・OG会。すっかりBoysでもGirlsでもなくなってしまった各年代の仲間たちが集まった。
正直、僕は当初、あまり乗り気ではなかった。もちろん会いたい人はいるけど、会ったとしても何を話したらいいのかとまどってしまう人たちもいる。みんなの雰囲気が暖まってきそうな2次会から行こうかなと。その方がすんなり入れそうだなと。それまで、東京をぶらぶら歩いてようかと思ってた。
けど、嬉しいことに何人かが僕に会いたいと言ってくれていることを知り、1次会から行くことに。

行って見ればなんてことはなかった。受付で見る懐かしい顔を見た瞬間に、25年前のあの頃のお互いの感覚に戻っていた。
1次会で3時間、2次会で2時間半。5時間半はあっという間だった。
一番思ったのは、“心”ってのは、まったく衰えないんだってこと。
50近くにもなれば、見た目は変ってしまった人も多い。けど、当時、ときめいたことや、楽しかったことや、思い悩んだことが、みんなの顔を見ただけで、つい先週のことだったかのように次々と蘇ってくる。「来週、和泉校舎の402教室に集まるぞ!」って言えば、ほとんどのみんながまた集まってくるんじゃないかってくらい、あの頃に戻っていた。
それはひとつの“奇跡”の場だった。
もう、僕の記憶の遠くにしまい込んでしまった仲間もいた。もう巡りあうことなんかないと思ってた仲間が、この奇跡の再会で、もう1度大学生の頃の“軌跡”を蘇えらせていた。自分が感じている奇跡的なことが、ここに集まってるみんな同士それぞれで起こっている。それは、本当に凄い奇跡の場なんだろうなと。

3次会のカラオケにも誘われたけど、1次会、2次会だけで、それなりの満足感を覚えて僕は家路に着いた。帰りの新幹線のなか、話し足らなかった子のことや、顔は見たけどあの子と話してない、あいつと話してないってのを何人か思い出して、ちょっとモヤっとした気持ちが残ってしまった。ただただ、もっと話したい。

今度会うときは、誰かの葬式なんてのは嫌だな。
今度は、もっといい笑顔で会えると思う。
“僕らはまだ旅の途中で、またこれから先も何十年続いていけるような未来へ。”
いつまでもみんなの横で笑っていたいな。
また会おう。今回会えなかった仲間との新しい奇跡を求めて。
                                (2010.4.24 御茶ノ水にて)

P.S
このパーティに行く少し前に、「新・堂本兄弟」でやってたこの歌がたまらなくよくて、ビデオを編集して永久保存版にして何度も繰り返し見ていた。僕はこの歌のことを知らなかったんだけど、歌のよさはもちろん、この2人(YUCALI × 村川絵梨)が高校の同級生だからこそのよさがある。同級生ってやっぱいいよな。僕は今回のOB会に行きながら、こんなキセキを感じていた。
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by huehuki-pi-hyoro | 2010-05-02 07:09 | 旅日記  

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