小さな冒険~源流ロマン①

小さい頃から親しんできた近くを流れる川。
その源流を求めてただひたすら歩きたいと思った。
誰かに行こうかって言われたわけでもないし、何かテレビや新聞でそんな気にさせてくれるニュースがあったわけでもない。
きっかけといえば、Google Mapの航空写真を見ていたときにふとそんなことを思ったってこと。
あの川ってどこから流れて来るんだろう。
少年のような素朴な疑問というか、源流へのロマンが突然芽生え、それを知りたくてたまらなくなったのだった。

GW初日、女房はバレーに出かけ、息子、娘も外へ遊びに出かけ、天気がいいのに家にひとり残っていた僕は、何の前触れもなく突然、「今日行こう」と思いたち、アクエリアス1本だけ持って家を出た。
高校の仲間とハイキング気分でっていう話も持ちかけてたけど、一人で行こうと勝手に決行。(すまん。)
頼りはiphoneのGoogole Mapだけ。出発したのは午後2時。あてもない小さな冒険をするには遅い時間だったけど、暗くなったら途中でも帰ってくればいいやと。

車で行けば簡単に近くまで行けるのは分かっている。けど、それでは全くロマンがない。
自転車でも嫌だった。僕は歩いて最下流から源流までたどり着いてみたかったのだ。
ただ、それだけだった。歩いてあの川の源流まで行こう。
Google Mapで見る限りでは、恐らく源流と思われるところまで直線距離で約8キロ。
ぐねぐね歩いても10キロくらいだろう。普通に歩けば2時間半。まあ、夕暮れまでには大丈夫だろうと何の迷いもなく、最下流のスタート地点まで向かった。
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午後2時40分。突然思い立った僕の小さな冒険~源流ウォークが始まった。
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この川は、豊川(とよがわ)の支流で、城跡のある公園の横で合流する。
つまり、ここがスタート地点。
さて、いくか。
どんな結末が待っているのか、わくわくした気持ちで歩き始めた。
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最下流と言っても、幅20m程度の川。
そんな僕が生涯で一番多く見ているこの川の流れに愛着を覚える。
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僕が今住んでいるところ、そして、かつて子どもの頃住んでいたところから最も近い辺りの風景。
歩き始めて15分。まだまだ、この辺りは下流だ。
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中流に差し掛かると、少しづつ川幅も狭くなってくる。けど、基本的には、この川はずっとこのくらいの幅がずっと続いている。少なくとも、僕が知っているこの川はこの幅のイメージしかない。つまり、僕は、その先まで行ったこともないし、知らないのだ。
川の向こうに見える山は、通称“三河富士”。実は、僕の親父からそう聞いてたから、そう信じていたけど、考えてみれば、その後、あの山のことを三河富士なんていう人を聞いたことがない。親父が勝手にそう言ってただけかも知れない。
そんなことも思いながら、どこで休むわけでもなくひたすら歩き続ける。
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途中、ところどころ、親水公園になっていたり、花が植えられていたりで、市民の憩いの場にもなっている。
僕が知るこの川は、実はここら辺りまで。
スタートから約1時間、多分4キロくらい歩いただろう。
ここから先が、本当の僕の小さな冒険の始まりだった。(続く)
                                       (2010.4.29 豊橋・朝倉川にて) 
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by huehuki-pi-hyoro | 2010-05-03 08:26 | 旅日記  

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