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Shanghai⑦ ~talking about EXPO~

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万博のこと、ちゃんと書かなければと思いながら、既に上海レポートは⑦に。
上海万博へ行ってきたと言えば、必ず、どうだった?と聞かれる。
どうだった?と聞かれて、正直、何から答えるべきかとっさの答えにいつも詰まる。
相変わらず、「横入りはどうだった?」とか「混んでた?」とか、まあ、本質とはかけ離れた質問が多いし、恐らくその程度の興味しかないんだろうと思う。
僕が行った今回の最大の目的は、“日本”が上海万博で何をPRし、何を見せようとしているのかということ。そして、次なる興味は中国人の人たちがどんな反応を示しているのか。大きく言えば、この2点に尽きる。展示技術や建築デザインなどにはそれほどの興味を持っていかなかった。
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よく言われているのは、40年前の大阪万博の日本のようだということ。
それは、確かにそう感じることは多かった。僕らが太陽の塔の前で記念写真を撮ったように、シンボルの中国館の前で記念撮影をしている中国人たちの姿を見てると、高度成長を続けていった日本の姿と今の上海、中国の姿がオーバーラップする。
正直、万博自体に驚きもなければ、感動も乏しかった。もちろん、すべてのパビリオンに行ったわけでもないし、メインの中国館は残念ながら諦めざるを得なかった。だから、そう簡単に批評はできないと思っている。けども、繰り返されてきた万博の姿から大きく変ったところはなかったように見えた。むしろ、それらのいい所どりで無難な万博会場を整備したという感じすらした。斬新な目新しさはあまり見られなかった。
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ただ、中国人の人たちにとってはどうだったんだろうか。
スタンプラリーに熱狂する姿は、40年前の僕らと一緒だった。ライトアップされた会場の写真を船上から必死で納めようとする姿を見ながら、8歳の僕が、大阪万博の帰り際、モノレールから見えた日本館のイルミネーションに感激したことを思い出す。そして、その感激は実は、未だに消えないほどの経験でもあった。
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会場を後にし、家路につく人たちのほとんどが満足そうな笑顔を見せていた。
会場内ではうるさいとも思えた会話の声は、喜びに満ちた声に聞こえてきた。
これで、もう成功と言っていいんじゃないだろうか。
少なくとも中国人民が満足しているんだから・・・・。そんな風に思った。
                                 (2010.5.27 上海万博にて)

by huehuki-pi-hyoro | 2010-06-07 22:10  

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