鬼vs天狗 1000年越しの戦い ~豊橋鬼祭り~
2011年 02月 11日
平安時代から続く天下の奇祭、豊橋・鬼祭り。
悪戯を働く赤鬼を、天狗が諌める。
そして、鬼は参りましたと、たんきり飴と白い粉を撒きながら逃げていく。
集まった民は、粉を全身に浴び、たんきり飴を食べ、厄除けと無病のご利益をもらう。
こんな神事が1000年も続いてきた。
地元CATVで中継見てたけど、クライマックスが近づき体がうずいた。
行こう。特に、今年の春は風邪をひいてはいけない。
純粋に粉かぶって、風邪引かないようにしよう。
隣の学校区だから、ちょいと自転車で3分。
ちょうどいい場面で神社に着いた。
赤鬼は、ひょいひょいと舞いながら天狗をからかう。
天狗は、威風堂々と受けて立つ。
正義の味方、天狗さん、かっこいい。
降参した赤鬼は、お詫びのしるしとして民にたんきり飴を撒く。
集まった民は粉だらけ。
けど、それをしに来てるんだよね。粉だらけになるために。
僕も、これだけ粉だらけになったのは子どものとき以来だと思う。
そして、2袋のたんきり飴をゲット。これで今年の家族は風邪だいじょうぶだろう。
天狗は、鬼が去ったあと、神社本殿前の舞台で舞を続ける。
赤鬼は、町に出て行き、夜までかけて氏子の家を1軒1軒回っていく。
もうひとつ、鬼祭りには有名な黒鬼さんがいる。
黒鬼さんに頭をなでられると、風邪ひかないと子どもの頃から言われてた。
けど、この黒鬼さんが、僕は子どもの頃、怖くていつも半泣きで頭をなでてもらってた。
もちろん、今日も、なでてもらった。
これで、風邪除けは完璧だ。
こんな神事が近所にあることを誇りに思ってる。
昨日は、yahooのトップに写真入り記事で紹介されてた。
これまでの戦跡は、天狗の1000勝0敗。
天下の奇祭、永遠なれ。
P.S
今日、鬼と天狗のからかい見ながら、思い浮かんだのは、モハメド・アリvsジョージ・フォアマン。
華麗に舞う鬼がアリ、悠然と構える天狗がフォアマン。
そんなこと思ってるの僕だけだろうな。
by huehuki-pi-hyoro | 2011-02-11 21:31 | 旅日記