四谷の千枚田 ~棚田を歩き・棚田を眺める~
2011年 06月 04日
2年前に仕事関係の視察で行ったときは、棚田を歩かずに上と下から見ただけだった。
それでも、棚田と周りの森と遠くに見える山と空が作り出す風景に感激した。
ただ、その棚田を十分に感じるまでには至らなかった。
今度、行くときは棚田を歩こうとずっと思ってた。
歩くなら中途半端に歩きたくない。
下から上まですべてを歩いて、棚田を感じようと。
ところが、車を降りて、一番上まで見上げると、そこそこの距離がある。
しかも、棚田だからもちろん、ずっと上り坂。
あの一番上まで、何分かかるんだろうか・・・。
けど、迷うことなく、歩き始めた。
下から見える風景、途中から見える棚田の雰囲気や全体の風景、そして上からの風景がどんな風に見えるのか、見てみたかった。
石垣で作り上げられている棚田。
風車には農婦さんの作業着と麦わら帽子と手袋。
水路から流れる水の音。
鳥除けには、手作りのペットボトル風車。
写生大会開催中のご年配グループ。
苗は植えられたばかりで、田んぼに張られた水のなかで気持ちよさげ。
写真撮りながら30分くらいかけて、ようやく上の方にたどり着いた。
上から見下ろす棚田の風景の方が僕は好きだ。
歩いて、眺めて、ようやく四谷の千枚田に来れた気がした。
さすが、日本の棚田100選に選ばれただけのことはある。
美しい日本の風景だった。
(2011.5.31 愛知県新城市 四谷の千枚田)
by huehuki-pi-hyoro | 2011-06-04 07:07 | 旅日記