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映画「八日目の蝉」 ~4歳の瞳に映るもの〜

大阪への日帰り出張から帰ってきて、レイトショーで見に行った。
永作博美は、今、最も好きな女優だけど、それだけが理由ではない。
“母親”の愛情、子が感じる“母親”の愛情。
ただ、単純にそんなことが知りたかった。

映画を見ながらいろんなことを思い出した。

家の裏にあったちっちゃな麻糸工場で働きながら僕を育ててくれた母親のこと。
その母親の元に、寂しかったのか、家から泥だらけになって這って会いにいったという話。

息子が幼稚園と小学校のとき、彼にとってはとても辛い転校と引越しをしたこと。
1年生の息子に、小学校を変わるって伝えたとき泣かれたことが、息子のことでは今までで一番辛かった。

息子と娘にミルクを飲ませてたときのこと。
ミルク飲みながら寝てしまう子どもがとても愛おしかった。
あの頃も今も子どもへの愛情は持ってるけど、明らかに違う。

映画「八日目の蝉」 ~4歳の瞳に映るもの〜_b0041442_05545100.jpg
映画で、美しい小豆島の風景を見ていた4歳の少女の瞳。


4歳の時の僕の写真がある。
僕は何を見つめているんだろう。
僕の瞳には何が映ってるんだろう。
その眼は純粋に輝いている。
疑いもなくすべてを受け入れようという眼をしている。


                             (2011.6.10 豊橋ユナイテッドシネマにて)

by huehuki-pi-hyoro | 2011-06-11 00:50 | 映画  

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