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EURO TOUR⑨ ~とよはしっ子@ロンドン

6月に書いて以来、すっかり、間が空いてしまいましたが、ヨーロッパツアー⑧の続きを・・。
ちょっと、思い出していただくためにおさらいを。4月から5月にかけて僕はとある仕事で中国、韓国、台湾、香港、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスの8カ国を合計25泊30日かけて回ってきた。このヨーロッパツアーは、最後となった5月2日~11日までのひとり股旅の様子を綴ったものです。
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5月5日(土)
日本では子どもの日。ロンドンは普通の土曜日だった。
ロンドン滞在2日目。午前中からお昼にかけて、バッキンガム宮殿に出かけた後、僕は、ミュージカルの「マンマミーア」の昼公演を見に出かけた。そして、公演終了後に、とよはしっ子@ロンドンことM君と劇場の前で待ち合わせ、食事をすることに。
マンマミーアの感動の涙も枯れきらないまま、外へ出てきたところに、M君から電話が。
「地下鉄が遅れてまして、30分くらい遅れるかも知れません。」
彼が後で言ってたけど、イギリスがジェントルマンの国だなんてとんでもない。僕もそう思った。電車が遅れるのなんて当たり前だし、駅やホテルやレストランの対応を見ても、決してジェントルな感じではない。どこかがさつで大雑把な感じ。僕はわずか4日間の滞在だったけど、そう思った。特に、地下鉄はひどい。彼はモチベーションの低い職員のせいだとも言ってたけど、根本的にこの街には、きめ細かいサービスに欠けてるような気がした。
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少し時間が出来た間、ロンドンでは最も人が集まるピカデリーサーカス周辺を歩いた。昔、僕がアミューズメントの専門誌を作ってる頃に話題になってたアミューズメントコンプレックスのメッカも見ることが出来た。「ここかぁ。」ここに来ることはまったく考えてなかったし、今となっては参考になるような先端施設ではないけど、なんか感慨深いものがあった。
そして、その近くにあったVIRGIN RECORD SHOP。ここが第一号店かどうか知らないけど、ロンドンのVIRGIN RECORDにいるってことだけで、僕は嬉しかった。思わず、みっけもんのCDもあって、ヨーロッパでは初のCD購入。
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そんなこんなで30分が過ぎ、劇場に戻ると、名古屋にいたときとまるで変わらない風貌のM君が待っていた。
「よっ、元気か。」
メール交換もしてたし、僕のブログでもときどきコメントをくれてたこともあり、会ってない感じがしない。普通に名古屋の街角で会うような感じで再会を果たした。彼は、銀行員で現在はロンドン支店勤務。僕の会社には出向で何年かいて、野球チーム仲間でもあり、マージャン仲間(大抵はカモを演じてくれるいい奴)でもあった。そして、これは偶然だけど、豊橋の同じ中学出身だったってこともあり、親しくしていた。
彼がロンドンに転勤すると聞いたとき、僕には想像が出来ない海外駐在を彼はすごく誇りげに思ってたのが印象的だった。某有名T大を卒業した豊橋の神童は、世界に羽ばたいていったのだった。もちろん、僕も同じ中学から羽ばたき、世界で活躍する後輩を誇りに思っている。
EURO TOUR⑨ ~とよはしっ子@ロンドン_b0041442_10171149.jpgロンドンで大人気の中華料理屋に行き、おいしい飲茶を食べた。僕は安い日本食屋でよかったんだけど、彼が気を使ってくれたんだと思う。つい最近も、ロンドンが世界一外食代が高いっていうニュースが出てたけど、確かに、た、高かった。全部、おごるつもりだったのに、ついひるんでしまうほどに。(M君、すまん、今度名古屋来たときは完全おごりにするから)
そして、うだうだと彼の生活の話も聞きながら、2時間ほどがあっという間に過ぎた。今回の1ヶ月にわたる世界ツアーの中でも、最も自分らしく話しをしてた2時間だったと思う。
店を出て握手をして別れた。そこから僕のホテルまでは歩いて3分。
「友ってやっぱりいいよな」と改めて思いながら、紹興酒のほろ酔い加減に任せて気持ちよい眠りについた。
                                     (2007年5月5日 ロンドンにて)

by huehuki-pi-hyoro | 2007-09-16 22:54 | 日記  

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