ひとり股旅・中国(大連・瀋陽編) 番外編 ~両さん~

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瀋陽の世界遺産、瀋陽故宮をガイドしてくれた呉さん。
まだ、11月に入社したばかりの新入社員。
「私はモンゴル族です。」と、会って早々にそう言われた。瀋陽には朝鮮族、漢族などいくつかの民族の人たちが暮らしている。モンゴルと言えば、朝青龍のようなさっぱり系のイメージを持っていたが、彼の顔はくっきりとした濃い顔立ち。
特に、まゆげ。そのまゆげを見た多くの日本人は、こちら葛飾区亀有の両津勘吉の顔を思い出すだろう。あとちょっとでつながりそうなまゆげは、忘れられない。
その後の食事の場でも、日本の漫画で似ているキャラクターがいるんですよと笑いあった。
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まゆげの話は別として、彼の誠実さには頭が下がった。
本人は、日本語が下手で申し訳ありませんと何度も言っていたけど、僕にとっては十分すぎるほどのガイドだった。もちろん、流暢というほどではないけど、決して変な言い回しはしてないし、確実に伝えたいことは伝わってくる。特に故宮のような歴史的なむずかしい言葉も一生懸命話してくれた。そして、彼が知っていることは全て伝えたいんだという思いも伝わってきた。
彼は25歳。中国では最近、結婚がむずかしいという苦悩の表情や、日本に留学したいんですという希望の顔、いずれも彼の正直な気持ちが表れていた。いい人だった。
帰りの別れ際、ガイドをしてくれたお礼に、他の仕事先でも渡していたおみやげをあげた。
もらっていいんだろうかと恐縮しながら、嬉しそうな顔をして、彼は2回「ありがとうございます」と言った。そして、少し間を空けて最後に彼は「謝謝」と言った。
彼にとっての本当の思いは「謝謝」だったんだと思う。最後に中国語で本当の思いを伝えてくれたことが僕は嬉しかった。彼にはまた会いたい。
瀋陽の両さんに会ったらよろしくと。                               
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by huehuki-pi-hyoro | 2008-01-20 09:01 | 旅日記  

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