再び、赤道越え

シドニーでの24時間はあっという間に終わった。
徹夜して原稿書こうと思ってたけど、結局、いつものように電気つけっぱなし、ラジオつけっぱなし、そして、ベッドの上で服着たままで寝ていた。
何度も目は覚ましたけど、パソコンに向かうことはなかった。
けど、月末締め切りの連載原稿が1本ある。だから、これだけは、夕方までにはどこかから送らなければならない。空港で書くか、飛行機のなかで書くしか残されてなかった。
早朝6時にホテル出発。ホテルから空港へは、地下鉄で向かった。
実は、同行しているクライアントは、元々の仕事も鉄っちゃんだけど、やっぱり、1個人としても相当な鉄っちゃんで、電車に乗ったときの落ち着かなさは、結構、見てて面白かった。よく言えばいつも子どものような気分で電車に乗ってるって感じ。
そんな姿を見ながら地下鉄は15分くらいで空港に着いた。

シドニー空港の待ち合わせ場所で、ちょっと原稿を書き始めた。
けど、出発までには間に合わず、再び、世界最大のエアバス、A380に乗り込んだ。
そして、また気がつかないうちに、ふわっと飛び立ち、いつの間にか飛んでいた。
(あれ?俺、今、一瞬寝たかなあ。いや、そんなはずはない。起きてたのに飛んだ瞬間に気がつかないって・・・。やっぱ、一瞬寝てたのかも・・。)
トイレに立ったときに、窓から見える広大なオーストラリア大陸を見ながら、快適にA380は飛び続けた。
原稿も、2時間で仕上げた。飛行機のなかで1本●万円のアルバイトを仕上げた。
そして、そこからは開放された気分で、映画を見ることに。
今日は完全移動日で、仕事はない。ならば、帰りはちょっと重めの映画でも見るかと、選んだのは、奥田瑛二が監督をした『長い散歩』。
b0041442_1174494.jpg家庭内暴力、幼児虐待と逃避行、そして愛とは、生きるとは、家族とはを問いかけるメッセージの強い映画を見ながら、僕は赤道越えをした。
そして、僕は泣いた。飛行機じゃなければ、号泣したかも知れない。緒方拳と少女役の子にすっかり泣かされた。映画のロケ地が名古屋とその周辺だったこともあったかも知れない。凄く身近な出来事に感じていた。そして、メッセージはあまりにも重かった。映画ってやっぱりいいな。仕事で見れないなんていういいわけはしたくない。映画もっとみなきゃとつくづく思った。
やがて、飛行機はシンガポールに着いた。
原稿書いて、飯食って、映画見て、また飯食って・・・あっという間の7時間だった。
そして、シンガポールのチャンギ空港から原稿を送った。
1月31日午後3時。締め切りには間に合った。
さあ、いよいよ大ちゃんの待つバンコクへ。
                   心が躍り始めていた。
       (2008.1.31 シドニー~シンガポールへ)
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by huehuki-pi-hyoro | 2008-03-12 01:17 | 旅日記  

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