幽玄の世界 

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1300年の歴史を持つ岐阜長良川の鵜飼。
今シーズンの初日の今日、関係者からご招待いただき、幽玄の世界を堪能。
川岸には数十隻もの屋形船が出番を待っていた。
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日が暮れる前に舟は出航。
鵜飼を始める前に、6人いる鵜匠のひとりが、鵜飼の説明をしてくれた。
鵜匠は世襲制で、息子がその跡を継いで行かなければこの伝統文化は途絶えてしまう。
この鵜匠の息子、ヒロト君は、まだ5年生だという。
父ちゃんの説明を聞き入るヒロト君の姿が夕日に映える。
彼は何を思い、今、鵜匠の父の姿を見ているんだろう。
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鵜飼を盛り上げる踊り子船が行き交い、そして、船の中で食事をしているうちに、辺りはいつの間にか真っ暗になり、8時の鵜飼開始を示す花火が打ち上げられた。
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幽玄の世界はここから。
鵜匠はひたすら鵜を操りながら、鮎を収穫する。鵜飼は、観光のためのエンターテインメントだけではない。鵜匠は漁師なのである。その姿は、必死で仕事をする漁師の姿以外の何者でもなかった。
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クライマックスは、6人の鵜匠が揃って、一斉に下る「総下り」。
川岸に見に来ている地元の住民からも、鵜匠への掛け声がかかる。
5年生のヒロト君への声もかかってた。
愛情のこもった掛け声に、地元の人たちにもやっぱり愛されてるんだということが伝わってきた。

初めての鵜飼体験。
1300年も伝わってきた地域文化である。軽率な論評などはできないと思った。
この町では、5月11日になると、毎年、鵜飼が始まる。
それは、この町のリズムであり、この町の人たちの誇りであり、この町の息吹なのである。
そんな町の、その瞬間に立ち会えたこと、それだけでよかった。
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by huehuki-pi-hyoro | 2008-05-12 01:02 | 旅日記  

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