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イチローの聖地 8番ゲージ  

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I-fainから空港バッティングセンターまでは1キロちょっと。
おばちゃんナビにも、車のナビに従うまでもなくあっという間に着いた。
僕は「空港バッティング」という看板を見ただけでときめいていた。
鈴木一朗少年がおそらく千回以上は通ったであろう伝説のバッティングセンター。
(ちなみに日本ハムの稲葉もこのバッティングセンターの申し子である。なんてすげえバッティングセンターなんだろう。)
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いたってシンプルなバッティングセンターだった。
ゲームコーナーも、他のスポーツアイテムも何もない。
入り口を入ると正面にイチローのパネルが飾られている。
これが許されるのは全世界中でここだけだ。
イチロー自身の専用のバッティングゲージはどこだろう。
イチローの小さいパネルが貼ってある8番ゲージ。そして隣の7番ゲージには稲葉のパネル。
多分、この8番がイチローゲージと呼ばれるゲージなんだろうとは思った。
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しばらく、打っている人たちを見ていた。僕は、ここにいるだけで既に満足していた。
そのまま帰ろうと思ったけど、試合で打たなかったもやもやが残っていた。
1打席だけ打っていこう。
やっぱり鈴木一朗少年が打っていたその場に立ちたい。
コインを買うときに、店番のお兄さんに聞いた。
「イチローの打ってた打席ってどれですか。」
「8番ですよ。」彼は笑顔で答えてくれた。
やっぱり、このゲージだった。
打席は空いていた。けど、球速は120キロ。
普段、僕は近所のバッティングセンターでは100キロを打っている。
120キロはタイミングが合わず、空振りの確率が非常に高い。
躊躇した。
こんなユニフォーム姿で、しかもイチローモデルのバットを持って、全て空振りではあまりにかっこ悪い。
けど、いいや。これは僕の記念だ。だから、全部空振りでもいい。
そう開き直って打席に入った。
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ここが伝説のバッティングセンターの伝説のバッターボックス。(詳しい伝説はこちら  )
誰も見てなければ、何分ここにいたか分からないほど感慨に耽ってた。
けど、打たないわけにはいかない。
コインを入れ、投球を待った。
ん?球が出てこない。すると、ピッチングマシンの横の網の向こうでおじさんがボタンを押せと合図している。あっ、テレビで見たことのある伝説のバッティングセンターのおじさんだ。
「これ?」「そうそう」とおじさんが合図している。
ボタンを押し、120キロの快速球が22球。
意外に当たった。完璧なあたりはほとんどなかったけど、恥ずかしい感じではなかった。
鈴木一朗少年がバットを振り続けた同じ場所で僕はイチローモデルのバットを振っている。
そして、メジャーリーガー・イチローも今でもときどき来るんだという。
もう、なんともいえない満足感があった。
そう、僕はイチローゲージでバッティング練習をしたのだ。
次は必ず打つ。
少しだけ自信がわいてきた。そう、必ず次は“直球”を打つ。
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by huehuki-pi-hyoro | 2008-07-01 20:47  

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