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father's day

今年の父の日も何もなかった。
娘も息子も気がついていたのに何もなかった。
まあ、父の日なんてそんなもんだろう。

けど、僕には嬉しいことがあった。

昨日、あるテレビ番組を見ていたときのこと。
ニカラグアに単身で働きに出掛けているお父さんに9歳の娘が会いに行くという企画。
13ヶ月も会っていないお父さんに、ただ、「ありがとう」と伝えるためだけに会いに行く。
娘はお父さんに手作りのぎょうざを作り、一緒に来れなかったお母さんと弟からのビデオレターを一緒に見る。
全く予期してなかったお父さんの目には当然、涙が浮かぶ。
娘も涙がこぼれるのをがまんしている。
そして、お父さんがしみじみと言った。
「ずっと海外ばかりに来てるけど、それで“お父さん”って言えるのかなと気づかされました。」

僕はこういうのには弱く、必ず泣かされる。
そして、目の前で一緒に見ていた娘も、僕にばれないように、腕で涙をぬぐってた。

娘が感動して泣いている姿をはじめて見た。
悲しかったり、怖かったり、寂しかったりして泣いた姿は何度もみてきた。
けど、心を動かされて泣いている姿を見たのははじめてだと思う。

そんな姿を見ただけで、僕にはとてもいい父の日に思えた。
そんな心を持ってくれているだけでいい。

by huehuki-pi-hyoro | 2008-06-17 01:19 | 日記  

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