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「祭」と「祭典」

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電車を3本乗り継いで、2時間かけて瀬戸へ。
毎年50万人が集まるというせともの祭。
「せともの=大衆的な安ものの茶碗」というイメージが強かったけど、出ているもせとものは高級品から、招き猫、ノベルティ、オカリナなどなどバラエティに富んだ商品を売る店が並び、見ているだけでも面白い。
「安いよ、安いよー」という掛け声が鳴り響くただの大廉市というイメージとは違い、買う人も選びながら楽しみながら買っている。それなりに僕も楽しんだ。
家族に「せとものペンギン」のおみやげを買い、家路に。
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↑せとの観光キャラクター「せとちゃん」。親しみを持ってもらえるキャラじゃないですか?
「駅で、着ぐるみが出迎えるべきですよ」と提案したら、茶碗に入ってて、あ、足がない・・・・。
ならば、倒しても起き上がって来る「起き上がりせとちゃん」にでもしますか・・・。
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夜は、缶ビール(正確には缶発泡酒)をクーラーボックスに入れ、自転車で「炎の祭典」へ。
もう10年以上やってるイベントだけど、実は、はじめて会場に入って見た。
これまでは、会場まで行ったけどチケット完売で外のビジョンで見てたことや、生中継のCATVで見てたことがあるけど、会場の豊橋球場に入って見たのは初めてだった。
豊橋が発祥とも言われる伝統文化の手筒花火の大競演。地元の各神社での花火会などが大集結して2時間半にわたり、炎をあげる。
新聞発表によれば会場には1万8千人もの人たち。僕のように地元の人もいれば、旅行会社のツアーでやってきた遠方の人たちもいる。
遠方から来られた人たちは楽しんでもらえただろうか。
これはこれでいいと思う。それなりに満足度のあるイベントだとは思う。
けど、この花火の本質は、各神社で奉納するもの。
ここでやっていることは言わばショーである。
ねぶた祭りや阿波踊りを野球場でやってもどこか違和感を感じるのと同じで、僕には、この花火の持つ本当の意味や花火をあげる人たちの魂を感じなかった。
10月には、昨日参加していた各神社で、“本物”の花火が奉納される。
僕の家のすぐそばでも毎年やっている。
その方がおすすめである。
魂も間近で見る迫力も、そして、何よりも本当の「祭」らしい。
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by huehuki-pi-hyoro | 2008-09-14 11:26 | 日記  

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