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里山から里海へ

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花巻空港から釜石に向かう途中、民話のふるさと・遠野に立ち寄った。
期待したとおりの里山の風景にまず心洗われる。
そして、今回の目的地、釜石へ車を走らせる。
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鉄の町、漁港の町というイメージを持ってたどり着くと、そこには穏やかな里海の風景があった。
僕の心をまずひきつけたのが、その波の音。
太平洋や三河湾で聞かれる波の音とは明らかに違う。さらさら、さらさらと、静かに並みの音が反復する。水もきれいだ。そして、青空、山の風景。
里海の雰囲気にすっかり僕は心奪われてしまった。
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里海を見ながら、あんなことしたい、こんなことしたいと熱き夢を語る海辺の旅館の女将
「私は一生懸命がんばるんだけどサ、ちっとも儲からんのス。」
語尾に“ス”をつけて話す話し方がなんともかわゆい。かわゆいっスよ、女将さん。
僕は彼女が言うこと、全てを肯定した。
いいじゃないっすか、やりましょうよ。絶対いけますよ・・・。
その後で行ったセミナーの後で、「なんか元気もらいました。」とお礼を言われた。
こちらこそ、女将さんからたくさんの元気をもらいましたよ。
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翌朝、女将がきれいだとお勧めする日の出を見るために、5時に起きた。
彼女もフロントで待ってくれていた。二人で海岸まで歩き、日の出を待った。
漁火が遠くに見え、波の音は昼間と同じ穏やかなリズムを刻んでいた。
そして、もっときれいな朝日が見える場所へ行こうということで、
僕のあとに起きてきた釜石の人たちの車で15分先の展望台に向かった。
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本州で最初に日があがるのは、この三陸海岸なんだという。
女将も車で追っ駆けてきた。
美しい日の出を女将と釜石の人たちと一緒に見た。
ただそれだけだけど、釜石の思い出はとても深いものになった。
                          (2008.9.27、28 釜石で)

by huehuki-pi-hyoro | 2008-10-01 11:08 | 日記  

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